ゆくゆくは認定介護福祉士を取得したいと考えてます

より広い世界で働けるようになる認定介護福祉士

介護の現場においてとても重要な資格の一つである介護福祉士は、介護の業務そのもののスキルを証明できるため、多く人が取得しています。
その介護福祉士の資格のさらに一つ上の資格に、認定介護福祉士というものがあります。
これは、より高いレベルの介護ケアを行える人材を育成するという目的の他に、地域の福祉制度に貢献することや、事業所のマネジメント、地域にいる介護福祉士の指導を行うなど、より広い範囲での活躍を求めるものです。

そのため、資格を取るに当たっては、単に介護ケアそのもののスキルを磨くだけでなく、介護保険を含めた社会福祉全体の知識や教育方法などをも学びます。
レベルの高い資格として、後進の人たちを指導したり、地域の社会福祉全体のために働けるような人材を認定するものなのです。

この認定介護福祉士は、とても高度なものとなっていますので、全国でも200人超しか資格保有者がおらず、認定者がゼロという県もあります。
そのため、資格を取るのは簡単ではありませんが、より活躍の場を広げるためには大いに役立つと言えるでしょう。

養成機関に通って研修を受けることで認定を受けられる

認定介護福祉士の資格は、何らかの試験にパスすればもらえるというものではなく、指定の講習を受けることが求められます。
この講習は、福祉系の大学や養成機関などで開催されていて、550時間程度の講習となります。
この講習後に認定介護福祉士への申請を行えば、晴れて資格保有者として認められることになります。

550時間程度の講習ということで、認定介護福祉士の資格を取るには、一定期間養成機関に通い詰める事が必要です。
仕事をしながらの場合だと、こうした時間を取ることは難しいので、資格を取るために休業するか、事業者が積極的に支援してくれるということが条件となります。
こうしたこともあって、なかなか資格所有者が増えていない状況ですが、これからニーズが高まっていく資格ですので、ぜひとも取得を検討したいところですね。

地域差もあるのでしっかりと調査してから

認定介護福祉士は全国的に求められている資格の一つですが、地域によって資格取得のための講習がきちんと実施されている所と、そうでない所があります。
自治体によっては認定介護福祉士が一人もいないという所もありますので、地域差が大きいと言えるでしょう。
事前に自分の住んでいるところで講習が開催されているか、もしくは通える範囲のところに養成機関があるかというのを調べる必要があります。

現在の段階では、そう簡単に取れる資格とは言えません。
しかし、これから研修がいろいろなところで開かれるようになって、もっと簡単に資格が取れるようになることを期待したいところです。

関連記事