転職に踏み切った理由

SEから介護へ

私はご存知のようにSEの世界から介護の世界に移りました。
周りからもどうして転職をしたのか質問されることが多いです。
介護職へ転職する方はそれほど珍しくないかもしれませんが、SEから介護職への転職はあまり例がないようです。

まず、SEの仕事に関して不満を感じることが多かったのが転職の理由の一つとなっています。
ソフトウェアの開発に携われること自体はとても興味深くて面白い仕事なのですが、残業が長く続いたり、顧客との関係に疲れてしまうことが多かったです。
職場内の人間関係もあまり良くなく、トラブルが起きることも珍しくありませんでした。

将来性が保証されているわけでもないため、未来に対する漠然とした不安もありました。
このままこの仕事を続けてもいいのか自問自答する毎日だったのです。
そんな時に同僚が転職していきました。

転職をすれば今の環境を変えられることを知ったためとても勇気づけられました。
自分も転職をして、もっと満足に働けるような環境へ移りたいと思ったのです。
それから、具体的にどのような職業になりたいのかを考えました。
その結果として介護の仕事を目指そうと思いついたのです。

介護への思い

それまで私は介護については漠然としたイメージしか持っていませんでした。
お年寄りのための仕事であり、辛い環境の中で働かなければいけないことは分かっていました。
しかし、介護の仕事では直接サービスを提供する相手のことを確認できて、感謝の言葉をもらうことができます。

SEの仕事の場合は実際に自分達が作ったソフトウェアを利用している方から感謝されることはあまりありません。
直接御礼の言葉をもらうようなこともないでしょう。
顧客の営業マン殿やりとりがあるぐらいであり、要求通りのものを提供することが当たり前であり、それができなければかなりひどい言葉をかけられます。

完全にビジネスの世界なためそれは仕方のないことなのですが、そのような人間味のない世界にいることが耐えられなくなってきたのです。
介護の仕事もお金のやりとりがあるためビジネスには違いありません。
しかし、SEの仕事とは違いビジネスとは異なる要素も多く含まれています。

そのような点に魅力を感じたために自分でも介護職を目指してみようかなという気持ちになりました。
もちろん、理想通りにいかないことがたくさんあるのは理解していました。
それでも介護の世界を体験してみたいという気持ちが強かったため、転職をすることにしたのです。

親しい方からはやめておいた方が良いと何度も言われたのですが決心は堅かったです。
今では転職をしたことにはまったく後悔していません。
むしろ転職せずにSEを続けていた方が後悔はしていたと思います。