ケアマネージャーを取得するメリットについて考えてみる

連絡調整やケアプランの作成を行うケアマネージャー

ケアマネージャーの仕事は、ほとんどが事務的な業務と言えるでしょう。
要介護者やそのご家族と面談して、どのような介護ケアをどの施設を利用して受けたらいいかなどを決めて、それを介護施設などと連絡を取りながら調整していきます。
また、介護保険の利用が必要になってきますので、保険申請の方法を教えたり、実際に役所や介護施設に書類を送ったりします。

要介護者のニーズをしっかりと把握すると共に、社会福祉制度全体のことを理解していないと、上手にこうした調整ができませんので、この方面での専門的な知識と経験が必要です。
それだけ高いスキルが求められますので、事業所でもケアマネージャーを優遇する傾向にあります。
資格を持っていれば転職するのにも有利ですし、給料を含めてより良い雇用条件で働けるというメリットがあります。

ずっと続けられる仕事でもある

介護の現場は、とても体力のいる仕事が多いものです。
普通の作業でも体を常に動かしますが、高齢者の介助などは体を支えたり動かしたりしますので、かなりの体力を日々使います。
また、腰痛や筋肉痛というのも介護の従事者ではよくある問題です。

しかし、ケアマネージャーは、基本的に事務仕事がメインとなっていますので、それほど体力を使うことはなく、大きな負担を感じずに済むというメリットがあります。
体力を使う介護ケアの仕事は年を取ってからでは難しいこともありますが、ケアマネージャーならずっと長く続けられるのがうれしいところです。
また、ケアマネージャーはどこでもニーズが大きいので、自分の働きやすい環境が整っているところを選べるため、より快適に仕事を続けられるのもポイントです。

どんどん資格取得基準が厳しくなっているので早めの取得はメリットが大きい

ケアマネージャーは介護の現場ではニーズが高い資格ですが、年々資格取得基準が厳しくなっていて、合格者数も横ばい、もしくは減少する年もあります。
それだけ質の高い介護従事者が求められているという事ですが、受験者にとっては時間が経つほど難しい状況となっているのです。
そのため、受験資格を満たしているなら、できるだけ早く資格を取れるようにする事には大きなメリットがあります。

2018年には受験資格がより狭められますし、今後さらに資格要件や試験内容が厳しくなることも考えられます。
ケアマネージャーは、キャリアアップにはとても大事な資格ですし、より多くの人のために役立つ資格として欠かせません。
また、全国的にケアマネージャーが不足していて、社会的にも意義のある仕事ですので、積極的にこの資格を取ってメリットを生かせるような仕事をしましょう。

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