「成長した」って褒められた

毎日が勉強

職業が違えば仕事のやり方が異なるのは当たり前のことです。
私はこれまでにSEとして働いてきたのですが、その頃は基本的にはパソコンの前に向かって仕事をすることがほとんどでした。
もちろん、人と関わることも多かったのですが、客商売というわけではなく、完全にビジネスの世界でのコミュニケーションを強いられていました。

そのため、他人との温かな交流というものがなく、他人のためになっているという実感を得られない日々でした。
そのような環境を変えたくて私は介護業界の仕事をすることにしたのです。
そして、いざ施設に入り、実際に仕事をしてみると、これまで経験したことのない色々な体験をしました。
仕事のやり方を覚えることから始めるのですが、分からないことはたくさんありました。
介護関連の資格を一応取得していたのですが、それは実際の仕事にすぐに活かせるものではありませんでした。
また介護というのは人を相手にする仕事であり、だからこそ特有の難しさが存在しています。

介護を必要とするお年寄りが必ずしもこちら側の望むとおりに行動してくれるとは限りません。
相手は人間であり、尊厳を持った一人の存在として扱わなければいけません。
ちょっとしたことで気分を損ねてしまったり、相手に失礼なことをしてしまうことはたくさんありました。

失敗すれば先輩から叱られることは日常茶飯事であり、毎日が勉強となりました。
いくつもの失敗を積み重ねながら少しずつ介護について理解していきました。

成長したと褒められた

仕事をしていくうちに少しずつ色々なことを覚えるようになりました。
また、仕事のコツというものを掴んできました。
初めは時間がかかったりしていたのですが、介護を効率よくやるためにはどうすればいいのかを体で理解できるようになったのです。

その結果として、スムーズに色々な作業をこなせるようになりました。
そうすると、施設の利用者からも褒めてもらえるようになったため、とても嬉しかったです。
何度も同じ方を相手にすることが多いため、お互いに顔を覚えており、入社した当時からずっと私が介護を担当していた方もいます。

自分の仕事が褒められるというのはとても嬉しいものです。
これまで一生懸命になって仕事をしてきたことが報われた気持ちになります。
介護の仕事にチャレンジして本当に良かったと思える瞬間です。

実は介護の仕事を始めた時でも色々と悩むことはありました。
本当にこの道を歩み続けてもいいのかと立ち止まって考えることもあったのです。
実際に仕事をして、多くの方から感謝されたり、褒められることによって、悩みは吹き飛びました。

これからも介護の仕事に注力していきたいと考えています。
どのようにすればより良い介護ができるのかを工夫していくつもりです。
それによって、多くの方に笑顔を届けたいです。

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