介護予防運動指導員養成講座で学んだこと

いかに要介護状態にならないように助けるかが重要

介護予防運動指導員養成講座とは、高齢者のためのケアを行うスキルを学ぶ講座ですが、介護スキルを学ぶこととは目的が異なります。
対象としては高齢者のケアであることには変わらないのですが、その主な目的は、介護が必要な人を助けるのではなく、身体機能がしっかりとしている人をそのままの状態にして、介護が必要な状態にしないということにあります。
そのため、関節の可動域を広げたり、筋肉を弱めない、もしくは強化するための運動をするようにサポートするという方法を学べますね。

さらに、介護が必要になるケースは、身体が弱まることだけでなく、認知症になってしまうことによっても生じます。
そこで介護予防運動指導員養成講座では、認知症やうつ病などになる仕組みを理解して、どのようにそれを防げるかを学んでいきます。
介護予防運動指導員養成講座に出て学んだことで良かったのは、単にこうした知識を勉強できるだけでなく、具体的にどんなトレーニングを施してあげたらよいのかということです。

講座の後半部分はほとんど実技となっていてとても実践的

介護予防運動指導員養成講座に参加すると、全部で5日間の講義に出られます。
最初の2日目までは教室で座学を受けることがメインとなっていて、ほとんどが介護予防についての知識や、身体機能障害に至る仕組みや認知症予防の仕方などを学びます。
そこで、しっかりと知識としての介護予防の方法を学ぶことが可能ですね。

その後講座後半になると、実技を徹底的に行うことになります。
ジムやスタジオで、高齢者にどのようにトレーニングを付けていったらよいのかを、生徒の間で実践していきます。
前半の座学で学んだことを、体で覚えていけるようになりますので、実用的なスキルを習得できるのが大きなメリットとなります。

いろいろなところで役立てられるのがうれしい

介護予防運動指導員養成講座では、体の機能を安定させたり向上させたりすることを学べますので、いろいろな場面で役立てられます。
介護予防運動指導員養成講座を受けた人の中には、介護施設で働く人もいますし、高齢者のための公共の施設でそのスキルを発揮する人もいます。
また、リハビリ病院などで、高齢者に限らず様々な人に身体機能向上のためのリハビリをして、自分でもできるトレーニングを教えるという仕事をすることも出来るでしょう。

介護予防運動指導員養成講座では、かなり実用的な方法を学べるので、高齢者に限らず、腰痛など普段の生活で誰でも起こり得ることに対処したり、予防したりするコツを勉強できました。
そのため、家族の中で時々ここで学んだことを実践して、みんなが元気に過ごせるようにしています。

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